今度は油圧系

またまたNSXの作業です。

前回はレバー比の変更で軽くしたクラッチですが、今度は油圧系の変更で軽くします。
実際にはマスターシリンダーのピストン径は変わらない為、
油圧としては変わりないんですがマスターバック装着します。



まずは作業前。
夏なのでヒーターに水が行かないように細工されています。

ボンネットの中にエンジン無いのでスペースは充分あります。

装着するのはこれ。
BNR32のクラッチマスターバックです。
既に加工済みで変換アダプターも完成してます。

 

組み立てるとこんな感じ。



純正のクラッチパイプがブロワユニットの後ろにあるのでブロワ周りを外しました。



中を覗くとエバポレーターとエクスパンションバルブは結構旧型の物なんですね。
PIAZZAと同じタイプです。



室内からマスターシリンダーとペダル外します。



外れました。



外側。



仮合わせしてみてばっちりです。



室内もOK。



クラッチパイプはブロワの下ではなく上に配管しました。
メンテナンス性はかなり上がります。



ブロワ付けて完了。
後はエア抜きです。



違和感なく取り付けできました。

そしてペダルの踏力は、、、
期待ほどは軽くなりませんでした。
3割くらい軽くなったと思います。
今回はレバー比の変更の方が効果は高かったです。

オーナーに確認してもらったところ、
マスターバック装着後はノーマルクラッチと同じくらいになったようです。

最初は30秒クラッチ踏んでいるだけで嫌になるほどの重さだったので、
そこから比べたら驚くほど軽くなりました。
そしてストロークも長くなったので唐突に繋がる訳でもなく操作は格段に楽になりました。