真っ平。

先日ばらしたヘッド。
せっかくなので面研しました。

まずは酷い方から。
酷いと言っても0.2mm以下なので修理書の基準では面研不要です。
と思って再度測定したら0.25㎜ありました。



新品時のフライスの刃の跡が凄いです。

今まで数十のPIAZZAのヘッド見てきましたがこんなのばかりです。
爪が引っ掛かる位の深さがあります。
メーカーで出荷状態でこれなので問題は無いんでしょうね。

もしかしたらこのフライス目のせいでガスケット抜けるのかな？

面研も自分でやります。
使うのは平らな御影石と金剛砂・オイルです。
金剛砂はその辺のホームセンターで売ってます。今回は120番でした。
金剛砂を御影石に撒いてそこにオイルを垂らします。



そしてヘッドを置いてゴシゴシ、ヘッドの重量だけで体重掛ける必要はありません。

10分程でこんな感じ。周りのフライス目が消えましたね。



さらに10分、ほとんど変わりません。



さらに10分。
結構模様が消えてきました。


さらに15分
中々手ごわいです。
ヘッドは御影石の全体を使うように動かします。
半分くらいはみ出しながら作業するといい感じです。
そうしないと御影石が平らでなくなっちゃうのでヘッドも平らになりません。



ここまでで45分。
別にここまでやれば問題無いんですがついでなので最後までやります。
この時点で0.05㎜以下になっています。

最初のうちはすぐに削れます。
そして後半になるにつれペースが落ちて最後の方は最初と比べて数分の一の研磨速度になります。
最初はヘッドの端の方だけ削ればいいですけど最後は全面削る訳ですから時間掛かる訳です。

疲れたので翌日に持ち越し。
真夏にやる作業じゃないですね。

そしてここからスタート。



10分後。



また10分後。



そしてまた10分。



まだ目が残っています。
そして10分。
あと一息です。



そして最後の10分。
やっと消えました。
これで真っ平です。
トータル90分程ゴシゴシしてました。
加工屋さんに出せば楽ですが、行って帰って来る迄には終わってしまいますね。



そしてもう一個。
こちらは0.05㎜以下です。
ここからスタート。
フライス目が無いので一度面研してあるのかもしれません。



そして10分後。
もう消えました。



写真には写りませんがまだうっすらとあるのでもう少し。



これで完璧です。