オリジナルは難しい。でも。。。
2年程前に手に入れたキャリパーセット。
フルセットで持っていますが一番使いたいのはサイドブレーキだったりします。
今の言い方ではパーキングブレーキですね。
でも動かし方が判りませんでした。
フロントもリアも電動パーキングブレーキも全部ブレンボなんですよ。
4本配線が出ていて太いのが2本、細いのがの2本です。
太いのがモーターで電源繋ぐと動きます。
そして極性反転させると逆に動きます。
細い2本はピストンの位置か電流を検出する物と思われますが資料が一切見つかりません。
ブレンボの電動キャリパーを使っているベンツやアウディは配線が2本しかありません。
電動アルミキャリパーだけが4本線なんです。
電動アルミキャリパーを使っているのは、
テスラの他にはアウディだとR8、他はランボルギーニやフェラーリ位です。
どれも配線図や修理書の入手は絶望的です。
仕方ないのでとりあえずアウディのパーキングブレーキコントローラーを買ってみました。
同じ外見のコントローラーはベンツやポルシェ・BMW等いろんなメーカーが使っています。
コネクターも全部共通です。
かなり多くの車種で使っているので部品も資料も簡単に入手できます。
今回は配線付きで出品されていたアウディを買ってみました。
配線図はこちら。
何故かパーキングブレーキSWと沢山の配線が繋がっているのでSWも入手しました。
コントローラーに入るパーキングSWは1系統でいいと思うんですが、
なんでこんなに配線必要なんでしょう?
このコントローラーを使うモーターは2本線なので電流検出でやっているんでしょうか?
このアルミブレンボ以外の電動キャリパーは全て2線式でした。
配線図に従ってテストハーネス作成。
まずはコントローラーとSWの間から。
そして電源・アースとキャリパーを接続。
バッテリーは電動工具の物。
この状態でテストしましたが動きませんでした。
残念。
配線図見るとCANの配線があったりするのでそれを繋がないと動かないのかもしれません。
普通はシステムダウンした時のためのフェイルセーフで動くと思うんですが動きませんでした。
ここでちょっと思いついて実験。
モーターに電源繋いでキャリパー閉じます。
ローター(ここではアルミブロック)を締め付けるとある程度で勝手にモーター止まります。
目いっぱい締めたところで電源切ればいいような感じです。
そこで新しい方法でコントロールしてみることにしました。
早速配線、とりあえず片側だけやってみましたがロック側はこれで大丈夫そうです。
モーター止まると電源もカットされます。
コントローラー1個でモーター1個必要です。
SWも2個必要です。
ですが開き方向のオートが効きません。
もう1個のコントローラーと入れ替えてみましたが症状は変わりませんでした。
でも、オートでなければ動くのでちょっと手を加えれば使えそうです。
SWをサイドブレーキレバーに仕込めばいいんですね。
そうすれば警告灯もそのまま使えるし簡単にできそうな感じです。
これが使えるようになればリアブレーキの自由度が増しますね。
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